先日、こんな工事がありました。
オール電化→ガス併用
わざわざガスとの併用に変える家があるのかとお思いかと思います。
今回の話の始まりはエコキュートの故障から始まりました。
エコキュート(電気)もエコジョーズ(ガス給湯器)もどちらもお湯を作るものです。
そして、どちらもだいたい10年程度で買い替えが必要なものになります。
ランニングコストを考えた場合、現状ではオール電化の方がお安くなる事が多いです。
今後電力の自由化があり価格がどうなるかでまたかわるでしょうし、家族構成や使い方で必ずお得になるとも言い切れません。
今回のご家庭の場合はランニングコストのみを考えた場合、オール電化のほうがお得でした。
そこで、『では、なぜわざわざガス併用に変わったのか?』という疑問が出てきてると思います。
それは初期投資の差です。
今回の場合、エコキュート(電気)が寿命を迎えておりました。新品に交換した場合60万円程度の工事になるものでした。
一方エコジョーズ(ガス)に変更する場合、配管の工事を含んでも半分の30万円程度で収まるものでした。
機械の交換サイクルが10年とすると30万円の差のランニングコストの節約がペイできるかと考えた場合、ガス併用にしたほうがお得ではないかとの見通しになりました。
また、今回は年頃の女性もおられるとのことでお湯の使用量も多くエコキュート(電気)のタンク内のお湯をほぼ使い切ってるとも予想しました。
その場合、深夜電力以外でお湯を作る必要があるため電気代が高くなってしまいます。
エコキュート(電気)は貯めたお湯を使うので一度なくなってしまうとお湯を作るまで時間も掛かります。
エコジョーズ(ガス)は使う都度お湯を作るのでなくなることはありません。
そのようなことが大きい判断材料となり今回 電気→ガス となりました。
こちらがエコキュート(電気)のものになります。
写真のようにタンクを必ず置かなくてはいけないのでスペースも大きく必要とするのもエコキュート(電気)の特徴です。
エコキュート(電気)を撤去してエコジョーズ(ガス)を壁に設置いたしました。
かなりスッキリしたのがお分かりいただけると思います。
エコジョーズ(ガス)の配管を接続し、ガスを供給する為のメーターなどを取り付けます。
この写真のようにエコキュートの配管が地下になっていた部分もありましたので、一度地面も掘りエコジョーズ(ガス)のものと接続させて頂きました。
このように工事をいたします。
この工事は1日で終わることができました。
最近はエコキュート(電気)の室外機の音(低周波音)でガスに切り替わったりのお客様も出てきておられるそうです。
色々な選択ができるようになっている時代です。
オール電化からガス併用も十分にとっていただくメリットのある選択だと私は思います。
相談だけでも、お気軽にしてください!